はじめに
aillio Bulletに初めて触れてから、もう少しで3年目に突入しそうです。
当時は今のように日本語の記事もあまりなくよく英語圏の記事を検索をして焙煎の方法を調べたり、facebookのコミュニティでよく研究をしていました。
試行錯誤をしているうちに、焙煎の方法はたくさん出てくるがメンテナンスのことはあまり話題に上がっていないと感じました。国内代理店さんによるメンテナンスのレクチャー動画はすでに皆さんご存知の通りだと思いますので、今回のブログでは日々のメンテナンスしていく上での失敗談を1ロースターとしてお届けしたいと思います。
先に公式のメンテナンス方法を共有します。
ailli公式
https://aillio.com/?cat=81
国内代理店
https://www.rdespressolab.com/pages/aillio-bullet-r1-v2-サポート
この2つはマストでチェックです。
技術よりメンテナンス力
こちらのブログをご覧の方の多くは既にBulletを実際に使用している方、これから導入される方が多いかと思います。焙煎の技術向上にはすでにたくさんのネット記事や書籍が存在しています。
日本語の記事だけでもボリューム多めですが、英語も入れるとその数は無限になります。
しかし、メンテナンスになるとその検索ボリューム自体はとても小さなものとなり、個別のクリーニング方法などはさらに関心の低いものとなります。
しかし、せっかく購入した焙煎機も日々のメンテナンスでその性能は大きく変わりますし、メンテナンス不足が故障の原因にも繋がりかねません。
そして、せっかく培った技術も焙煎機が故障してしまっては元も子もありません。特にBulletが初めての焙煎機ですという方からするとその不安はさらに大きいと思います。
せっかく購入した焙煎機ですから、焙煎技術はもちろんですがメンテナンスもしっかり培っていきたいですね。
という私も、メンテナンス不足でヒヤヒヤした経験がたくさんあります。
私の犯した失敗を皆さんにはこのブログを通して回避していただきたいです。
メンテナンスとは
メンテナンスとは何でしょうか?どれくらいやればいいでしょうか?どの程度やればいいでしょうか?
日々焙煎していく中でたくさんの疑問が出てくること思います。
私の中でメンテナンスとは日々最高の焙煎を目指している中で、同じクオリティで焼き続けるためになくてはならないものだと考えています。常にメンテナンスを心がけることで焙煎における変数を減らすことにも繋がります。
失敗その1
チャフコレクターの清掃を怠り、煙が排気できず、チャフが溶けて黒い液体がチャフコレクターから滴り出てきた。
今日はやけに排気ができなくて、豆スクープを抜くと煙が逆流してくるな〜と感じたのを今でも覚えています。それが何日か続いくと次は黒い液体がポタポタとチャフコレクターから雫となり落ちてきました。
これはおかしいと思って調べるとチャフコレクターの清掃方法が間違っており、チェフがコレクター内に残り続けていました。チャフって一歩間違うと火事の原因にも繋がりかねないので、気をつけたいですね。
私の場合、チャフコレクターは4バッチに1回チャフコレクター中を掃除機で吸うようにしています。
チャフコレクターの清掃方法こちらから
https://aillio.com/?p=25088
失敗その2
チャフフィルターの清掃不足で排気ができず、煙が逆流、焙煎豆が煙臭くなるということがありました。
これはチャフフィルターに細かいチャフが溜まり、排気ができなくなってしまったことが原因となりました。
その1と同じように、豆スクープを取り出したと同時に煙が逆流してきたら一度確認した方がいいかもしれません。
公式が発表してる清掃方法はこちら
https://aillio.com/?p=24739
私は4バッチやったら1回チュフフィルターを取り出し、歯ブラシでこすった後、洗剤を少量つけたスポンジで洗っています。
乾かしている間は予備のチャフフィルターと交換して焙煎を行なっています。
これを繰り返す感じになりますね。
その1、その2を経て
その1、その2で気づいたことは清掃のルーティンワークを決めることの大切さですね。
毎回の掃除を一定のタイミングにすることで焙煎における変数を減らすことにも繋がります。
失敗その3
温度計の故障かと思ったらIBTSの清掃不足ということがありました。
これはローストタイムの温度がいつもとは明らかにおかしい数字表示したことで気づきました。
焙煎機を開けると細かいチャフで前方が覆われていて、IBTSが隠されていました。
公式の清掃方法はこちら
https://aillio.com/?p=25092
私はこの部分は焙煎を始める前に毎回清掃するようにしています。
少量のアルコールスプレーを吹きかけた綿棒でIBTSを優しく掃除します。
それと、ハケなどでその周りに付着している細かいチャフを綺麗に落としてあげます。
番外編
焙煎機のちょっとの変化に気づくことは故障を防ぐと感じたことがあります。
いつもと明らかに焙煎機の音が違うなと思い、友人と調べたら壊れる寸前でした。
いつもと明らかに焙煎機が変だと感じたら、検索したりそれでも解決しない場合は一度購入先に確認することも大切だと思います。
最後に
以上が私がやってしまったメンテナンスの失敗談になります。
番外編以外は知っていれば防げた簡単なものでした。最初は難しいと感じるメンテナンスですが、さらに愛着が沸くきっかけにもなるはずです。
このブログを通して少しでも多くの方にメンテナンスの重要性を知るきっかけとなれれば嬉しいです。
ヒゲ
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