コーヒーの調べ方

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はじめに

お店に立っているとよくご質問で「コーヒーはどうやって勉強してるんですか?/調べているんですか?」とよく聞いていただきます。

コーヒーは川上から川下まであります。(産地からカップまで)
どこにフォーカスを当てるかによって勉強の仕方や調べ方は変わってくるかと思いますので
今日はその中からコーヒー業界全体のことを勉強/調べる時に私がどんな風に調べているかを書いていきます。

皆さんの参考になれば嬉しいです。

コーヒーは先物取引

まず一般的なコーヒーの値段の決められ方をご存知でしょうか?
実はニューヨークとロンドンの先物取引によって安定した値段で取引が行われています。(通常取引ですと天候の影響で値段変動が大きく市場が不安定になってしまいます。)

なので「コーヒー アメリカ 先物」「コーヒー ロンドン 先物」とグーグルで検索するとコーヒーの価格が出てきます。

下が実際のコーヒーの価格になっています。

米国=アラビカになります。

Screenshot

ロンドン=ロブスタになります。

Screenshot

これを見ると、現在アラビカはコロナの最中並み手前くらいの価格となっています。
一方、ロブスタはものすごい高値となっています。

アラビカの価格よりもロブスタの価格の上昇度合いが目に止まりますね。

そうしたらグーグルで「ロブスタ 先物 高騰」と検索すると、史上最高値を更新した理由にヒットします。

なるほどそうなのか、2023年はロブスタの最大の産地であるベトナムでエルニーニョ現象が発生し不作に見舞われたのか。と納得することができます。

※エルニーニョ現象とは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。エルニーニョ現象やラニーニャ現象は、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられています。(気象庁より引用)
https://www.data.jma.go.jp/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html

このように、コーヒーの価格をチェックすることでコーヒーを取り巻く環境を理解することもできます。

一杯のコーヒーから経済まで勉強になりますね!

ヒゲ

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